マジックナンバー リタイヤ後に必要なお金

リタイヤ生活に、いったいどのくらいのお金が必要なのだろう?

1,000万円? 5000万円? それとも10億円?

数字はなぜそれほど重要なのか?

 

数字はお金のストレスのないすばらしい生活へのフリーパスなのだ。

 

純資産額は重要である。でも、あなたのリタイヤ後の生活を計画するときに必要な数字ではない。

 

純資資産は、あなたの資産の実態の価値のことである。それを計算するには、リタイヤ生活であきらめたくはないはずの物(持っているすべてのお金だけでなく、家、車、そのほかの「おもちゃ」、美術品のようなものまですベて)もひっくるめたすべての資産を合計し、 そこからあなたの負債(借金など)を減算する。

 

最終的には、9時から5時の仕事を退職した後で、あなたの能動的所得に代わる、生活費を支払うのに必要になる金額を知る必要がある。

 

リタイヤ後の生活を楽しむには、貯蓄がいくら必要かを知る

 

多くの人はリタイヤ後に描く夢を実現できない。それは2つの間違いを冒すからである。

 

⑴多くの人は40代や50代を迎元ると、「今後0年月について考えることを避け、拒否する空気の中に隠れて」しまう。最初のうちは真剣にリタイヤ後の生活をプランニングせずに過ごすだろう。「本来あるべき状態からはるかに後れを取っていることに気づきながらも、真実に向き合いたくない。これは問題の先延ばし」だろう。

 

⑵あるいは、リタイヤ後の生活をプランニングしていても、それがまったくずさんな人たちもいる。このような人は必要な金額を正しく計算する方法を知らないために、 適当な数字を選び、 最善の結果が勝手にやってくると期待しているのである。私はこのような人の事を「くじ引き屋」と呼んでいる。何も根拠のないところから数字を引っ張ってくるからだ。

 

これらは実際に簡単に回避できる間違いである。今、やってみよう。リタイヤ後のせいかつを心から楽しむためにいくら貯蓄しておかなければならないか計算しよう。

これをあなたの『マジックナンバー』と呼んでいる。

自分のマジックナンバーを見つけるための5つのステップ

step1:あなたの1ヶ月の支出(LBR)を計算する。

小切手帳とクレジットカードの使用明細に目を通し、あなたがどのくらい支出しているかを確認すればよい。

step2:リタイヤ後の支出(LBR)を計算する。

あなたがリタイヤ後の生活で楽しみたい『プラスの費用』、リタイヤ後にはかからなくなる費用を削除する。

step3:追加の所得源を見越してRLBRを調整する

リタイヤ後に社会保障企業年金サイドビジネスやパートタイムの仕事による所得などが考えられる。

step4:リタイヤのための貯蓄から得られる予想収益率を求める

貯蓄が1億あるのであれば5%で年500万が収益として得られる。これは何に投資するかによって大きく変わってくる。

step5:自分のマジックナンバーを計算する。

あなたがリタイヤ生活で必要になる所得を税引き後の予想収益率で割れば良いのである。

 

これがあなたの目標額である。あなたはリタイヤ資金の口座にこの金額を確保できるように目指さなければならない。